ピアノ教室の「生徒募集」にとても大切!教室を経営する志し!
生徒集めにお悩みの先生へ
「生徒募集をしても申込がない」「何をしたらよいか分からない」「以前は自然に生徒が入会してくれていたのに、今は減っていくばかり・・・」、そんな悩みを持つピアノ教室の先生に、生徒集めにも役立つ教室経営のノウハウをやさしく丁寧にレッスンしていきます。
教室の経営は、教室に通う生徒さんたちと同じで、練習を重ねて上手くなっていくものです。失敗することもありますが、基礎からトレーニングをしていけば、コツがつかめて楽しく感じられることも増えてきます。まずは基本のノウハウを知るだけでも進むべき方向が見えてくるはずです。
今回のレッスンでは、ピアノ教室の「経営」とは先生にとっても身近なものであり、大切なことは「経営する意志」をテーマに進めていきます。
ピアノ教室に「経営」
なんて必要ない?
突然ですが、ピアノ教室に「経営」って必要ですか?
経営なんて会社の社長さんがやることで、ピアノ教室にはあまり関係ないんじゃないかと思ってた、といった感じでしょうか。
いいえ、ピアノ教室と「経営」は、関係が大アリなんですよ。
ある程度の人数までは、自然に生徒さんが来てくれて、経営を意識しなくても運営できてきたという方もいらっしゃるでしょう。しかし生徒さんを多く集めてピアノ教室を安定して長く続けていくためには、経営という視点はとても大切になってきます。
「経営」とは縁遠いと思っていた方も、この先を読み進めていただくと、ピアノ教室を順調に運営するための「経営」の必要性がお分かりいただけると思います。
「音楽」と「経営」の関係
芸術的要素の多い「音楽」と「経営」との距離は遠く感じるかもしれません。
音楽大学や音楽の専門学校の演奏科などでは、ピアノの実技やソルフェージュ、音楽理論や作曲法など、音楽に直結する講義を中心になるので、ピアノの先生は、商売やビジネスの教育に触れる機会が少なかったかもしれません。
しかし、音楽もビジネスとして成立しているのは誰もが認めるところ。そこには「経営」というものが成されています。
音楽という商品は、芸術的な領域が広いので特殊に感じるかもしれません。ですが多くのビジネスが存在しています。例えばレコード会社は、アーティストが作った音楽をCDやアナログレコード、そしてインターネット配信などに商品化して販売し収益を得ています。
コンサート制作会社もアーティストと協働して、コンサートを鑑賞するという体験を商品にして販売しています。
身近なところだと、音楽教育事業の最大手ヤマハ音楽振興会もヤマハ音楽教室のビジネスで大きな収益を上げていることはご存知だと思います。
これらの音楽ビジネスは、自動車メーカー、家電メーカー、飲料水メーカー、化粧品メーカーなどと同じく、音楽という商品・サービスをつくり、販売して収益をあげ、どれも営利目的で「経営」されることで成り立っています。
ピアノ教室とはビジネスの規模や形態が違うので別世界のように感じられるかもしれませんが、あなたのピアノ教室も規模の違いこそあれ、「経営」が重要な役割を果たすことに違いはありません。
「トップアーティスト」は
「優秀な経営者」
話が少しそれますが、私自身の経験談をご紹介します。
私が社会人として最初に勤めたのがレコード会社でした。それは90年代、多くのミリオンヒットが出て、レコード業界が最も活況を呈していた時代です。
そこで様々なアーティストとも関わることなりました。中でもヒットを量産するアーティストは、素晴らしい楽曲を生み出す才能を持ったクリエイターというだけでなく「優秀な経営者」でもあったのです。
やはり、ヒットが出せるアーティストはビジネスをしている意識が非常に高いのです。どんなメロディで、どんな言葉で、どのようなストーリをどのようなサウンドとリズムで楽曲をつくればファンが喜んでくれるかを常に考えています。自分自身の何をファンは喜んでくれているのか、そして何をすれば新しいファンが付いてくれるのかを世の中の流れを感じながら、今までなかった新しい音楽をつくって提案、発表していきます。
これは、正に経営における「マーケティング」と呼ばれる活動に他なりません。(マーケティングについては別のレッスンで解説します。)
そして、長く売れ続けているアーティストは間違いなく自分自身という商品を「経営(マネジメント)」しています。また、アーティストは、自分自身のことだけでなく自分自身のために動いてくれている様々なスタッフの生活のこと、つまり彼らが収入を得られるようにすることも考えています。だから、スタッフもそのアーティストがヒットを出せるようにするために一生懸命になれるのです。
といっても、なぜトップアーティストが「優秀な経営者」なのか、まだピンとこないと思います。このあたりは他のレッスンでヒモ解いていきましょう。
繰り返しになりますが、ここでお伝えしたかったことは、趣味の『音楽』ではなく、規模の大小は別にしてビジネスとして『音楽』を扱うには、やはり経営というものが大切であり、それは「ピアノ教室」でも同様だということです。傍から見ると好きなことをやっているように見える「プロのアーティスト」も同様に自らを「経営」しているからこそ、ビジネスが成り立っているのですね。
ピアノ教室を運営している
先生は「オーナー経営者」
少し話が飛躍した感がありますが、「ピアノ教室」に話を戻しましょう。
ここまで「経営」という言葉を何度も使ってきました。
ピアノ教室を運営している先生は「オーナー経営者」でもあるからです。
しかし「経営者」という言葉の響きに抵抗感がある方がいるかもしれません。経営者というのは「会社」を経営している人のことで、ピアノ教室は「会社」ではないから「経営者」と言われても、、、と考えるからでしょうか。
もしくは「経営=お金儲け=悪」というマイナスイメージの連想をされるからかもしれません。経営者の中には「汚い」「悪徳」「搾取」みたいなことをしている人も一部にはいるかも知れませんが、ほとんどの人は、社会性のある真っ当な仕事をしてお金を得ているはずです。
お客様はその商品・サービスにお金を出すだけの価値を感じるからこそ、そこに代金を払うのです。生徒さんもレッスンに価値を感じれば喜んで月謝を出してくれるはずです。しっかりとレッスンをしていれば、そこに「引け目を感じる」必要はありません。「経営=お金儲け=悪」という悪い印象を持っていれば、それは払拭しましょう。
また、ピアノ教室の先生は心のやさしい方が多いためかボランティア精神が強く、「経営=お金儲け」というイメージが思い浮かび、そこに抵抗感を感じる方が多いからかもしれません。ボランティア精神は素晴らしいことですが、行き過ぎは結果的に教室の運営が立ち行かなくなりかねません。そうなると逆に誰もハッピーになれないのです。
経営ってお金のためだけにやるのではないですよね。ピアノ教室の活動を通じて世の中に何かよい事をしたい、そんな大切な想いを先生もお持ちだと思います。
教室を開く「目的」を決めることも経営のひとつ
何のために経営をするのか。その目的を決めることも、実はとても大切な経営活動です。
ピアノ教室の先生には、それぞれの想いや夢、目的があると思います。「経営者」が想いを持って経営するということはとても大切なことです。
社是、社訓、ミッションなどの言葉を聞いたことはありませんか。これらはその会社が目指す理想像や行動方針などを言葉にした経営目標のひとつで経営理念とも呼ばれ、これも経営者が決めるものです。経営理念を見ると、その会社がどのような考えや目的を持って経営されるかがイメージできます。
ピアノ教室も同様にその想いや目的を言葉にして、それを軸にレッスンの指導方針や教室の雰囲気などを作っていくのです。そして、その想いや目的をレッスンを受けている生徒さんや、これからレッスンを受けたいと教室を探している人に知ってもらうことも大切です。
夢や想いを語る「経営者」をやってみるのも素敵なことじゃないですか。
この夢や目的などの経営理念については、とても大切な項目なので、これもまた別のレッスンで詳しく取り上げます。
「経営学」はむずかしくない
経営をするには、「経営学」を知っている必要はあるでしょうか?
「経営学」と聞くと、大学の経営学部の学生やビジネススクールに通うビジネスマンが学ぶものというイメージがあるかもしれませんが、小さなピアノ教室であっても経営活動をするのに知っていると役に立つノウハウがたくさんあります。
そして、「経営学」はむずかしくない、と上に小見出しをつけましたが、正しくは「ピアノ教室で使う実用的な「経営学」はむずかしくない」ですね。「経営学」の中には、複雑な数式を使って確率や予測をする手法があるので、これはとてつもなく難解です。ですから、「ピアノ教室で使う実用的な経営学」と言い換えます。
ピアノ教室の経営では難解な数式を使う必要はありません。
「ピアノ教室で使う実用的な経営学」は、身近なものごとを整理しながら順序立てて考えていくことで、いろいろな課題を解決できる便利な道具の役割を果たしてくれます。
先生の中には、数字が苦手で距離を置いてきたという方も多いかもしれません。できれば、あまり難しいことは考えずに得意なことだけをやっていたいですよね。そのお気持ちはわかります。
そんな数字が苦手な先生方も、日頃無意識で経営のための計算をしてはいませんか。「月謝」×「生徒数」×「月数」=「年間収入」のような計算をしているかと思います。例えば、扶養控除の範囲に収入を収めたいとお考えの先生の場合は、控除額を超えないように計算をしているかと思います。これは紛れもなく「経営」をするための計算です。
このような計算を少し応用するだけでも「経営」が違ってきます。使うのは掛け算や足し算といった四則演算だけで、難しい関数などは必要ありません。経営で扱う数字については、別のレッスンで詳しくお伝えします。
まずは、ピアノ教室では、経営学の基本的なノウハウだけでも十分効果が発揮できるものと思ってください。
そもそも「経営」って何?
そもそも「経営」とは何でしょうか?
「経営」とは「事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定をおこなって実行に移し、事業を管理遂行すること。また、そのための組織体」
デジタル大辞泉(小学館)
辞書には上記のように書かれていますが、実は「経営」には決まった定義はありません。
専門書などではとても難しい説明とともに定義づけられたりするのですが、シンプルに「組織が目標とする成果を出すための行動」「事業目的を果たすための継続的な活動」といわれたりもします。
ピアノ教室の経営についての説明は、以下のような感じでしょうか。
ピアノ教室の「経営」とは、ピアノ教室が継続的に理想の運営をするための活動。
どのようなレッスンにするか、月謝をいくらにするか、教室をどこにするか、どうやって生徒を集めるか、その目的や目標など多くのことを決定をしていくこと。
「経営者」は、ピアノ教室がうまく運営されるように計画をたてたり、生徒さんに喜んでもらえるようにレッスンの内容を考えたりする。
そして、お金の管理も経営者の大切な仕事である。
このように表現すると、想像していたものよりは身近なものではないでしょうか。
なぜ生徒募集に
「経営視点」が大切なのか
「ピアノ教室の経営」とは何か、の大枠がつかめたら、もう少し身近な話題を取り上げましょう。
生徒さんを集めようとするとき、どんな人が入会して欲しいかを自然と考えていませんか?
小学生なのか、シニアなのか、コンクールの入賞を目指したい人なのか、保育士試験の対策をしたい人なのか、どんな人を対象にしてレッスンをするかといったことを考えていませんか?
これは、すでに「経営視点」で生徒集めをしているのです。より正確にいう「マーケティング」のターゲット設定と呼ばれるプロセスです。「マーケティング」とは簡単にいうと「商品やサービスが売れる仕組みを作るためのあらゆる活動」のことをいい、「ターゲット設定」とは特定のお客様の層に限定して商品やサービスを効果的に販売するために行うプロセスです。
ピアノ教室に当てはめてみると「レッスンで生徒さんが集まる仕組みを作るためのあらゆる活動」と言い換えられます。生徒さんが集まる仕組みは「生徒募集」のプロセスそのものですよね。
このように、ピアノ教室の先生も知らず知らずのうちに経営マーケティングのひとつ、「ターゲット設定」を自然と使っているのです。
ただし、無意識でやっているのと意識的に行動するのでは精度が違ってきます。これからはしっかりと意識してターゲット設定することで、効果がより大きくできるはずです。ターゲット設定も、他のレッスンで詳しく解説しますので、この時点では「生徒募集」には「経営視点」が大切だということを理解いただければOKです。
「生徒募集」には、「経営視点」「マーケティング視点」が必要だということが感じ取れれば、今は大丈夫です。
レッスンのまとめ
今回のレッスンのポイントは以下の3点です。
- ピアノ教室を運営する先生は「オーナー経営者」として「経営する意志」が必要
- ピアノ教室の「経営」とは、ピアノ教室をうまく運営するための活動
- 生徒集めには「経営視点」がとても大切!
「経営」と聞くと取っ付きにくいと感じていた先生も、少しは「経営」を身近なものとして自分ごとに感じられるようになったでしょうか。
ピアノ教室の先生が、経営者として前向きな気持ちで経営にも取り組んでいこうと、やる気が少しでも出てきたならうれしいです。
すでに経営者としての意志をしっかり持ってやってきているという先生にはもの足りなかったかと思いますが、他のレッスンで具体的な経営手法を使い、生徒さんが集まるピアノ教室を運営していくノウハウをお伝えしていきます。
それではまた次のレッスンでお会いしましょう。See you next lesson!!
執筆者プロフィール
KUBO SUSUMU
(GroovyDigital代表)
レコード会社にて、制作ディレクター、マーケティングプランナーを経験し、音楽ビジネスでの実績を積む。
その後、IT企業にて、音楽配信サービスを立ち上げ、有料会員100万人以上を集めるサービスに育てる。音楽部門の事業責任者として多くの音楽・動画配信サービスをマネジメント。
長年の事業経営、オンライン&オフラインのマーケティングの経験をベースに、WEB制作&コンサルティング事業を手掛けるGroovyDigitalを立ち上げ代表に就任。
実家がピアノ教室を営み、妻がピアノ&声楽講師、そして親戚家族も音楽教室を経営するという生活環境で、音楽教室が身近な存在であったため、これまでの経験を活かして音楽教室の役に立ちたいという思いのもと、音楽教室/ピアノ教室専門の集客コンサルティングを行っている。
6ヶ月間で18名の
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